さて、秋に成りました。
バタバタと慌ただしい毎日を送っております。
今年の日本を襲う、天変地異の数々。
全ての地区が天災に見舞われました。
天然資源を大事にしていきたいとより強く思う今日この頃です。
シンコも過ぎ、海の中は秋に染まっております。
美味しい物、是非見つけに来てください。
2018/9/8 23:00
うまけりゃいい屋アワード
さて、歳も押し迫って参りました。
相も変わらずバタバタとしていますが、
今年のうまけりゃいい屋アワードの発表です。
『私ね、うまけりゃいい屋の紹介文というかサブタイトルを考えたの。
”深さの中に一瞬(ひと時)の爽やかな握りの風 春一番うまけりゃいい屋”
どうかなぁ?』
『いや、〇〇ちゃん、それじゃ春限定になっちゃうよ。
まさに今食べてる、秋から冬のうまけりゃのネタも、最高でしょ?』
『そうか・・・じゃあ、
”深さの中に一瞬(ひと時)の爽やかな風 木枯らし一番うまけりゃいい屋”
これだな。
だけど、もっと艶が有る言葉というか・・・色気も有るんだよねぇ。』
『おお、良いね。大人だねぇ。
なるほど、うまけりゃの鮨も、話の中身にも
熟考し昇華させていった過程がきちんとある中で
作り上げた晴れの舞台に最高の”一瞬”があって、その出来上がった”一瞬”から
〇〇ちゃんは、きちんと気持ちの良い風を感じる・・ってことだね。
嬉しいね、素晴らしい!一番・・・っていうのを伝えたいのも伝わってくるよ。
だけどさ・・・春一番とか、木枯らし一番は、海が時化(しけ)て魚が入らないから
漁師さんや鮨職人には嫌われちゃうな・・・。サブタイトルとしてはどうかなぁ。。。』
『そうだね、魚は手に入らないね、、、』
『そうだよ。そうだよ嫌われちゃうよ。』
『そうかぁ。くぅ。』
『あはははは。』
カウンターで美味しい鮨をつまむ、巻物を頬張るご家族連れのお客様と
こんな楽しい、美しい、静かなひと時が流れるさなか、後ろのテーブルで、
黙々とトラフグのフルコースを召し上がっている大の男たちが6名・・・
かなり美味しいのか、言葉少なく、ひれ酒をたしなみながら天然トラフグを楽しんでいます。
丁度、その手前で鍋が仕上がったようです。
てっちりの鍋のふたを開け”ぶわあああぁ”と湯気が立ち上がっています。
その刹那・・・・
『うわああ。大将!大将!この鍋・・・エロい!
すげ〜エロい!エロいよ、この鍋〜うまい!すげ〜!』
一同、どっかぁ〜〜ん!!!
そう言って、素敵な年末の静かな一瞬(ひと時)を完膚無きまでにぶち壊してくれた、
なか〇〇君(仮名)に
今年のうまけりゃいい屋アワードは、決定だ!!!
言葉とは、凄いものです。
どちらからも、感動に打ち震える様が伝わってきます。
五感を澄み渡らせて”食”を楽しむからこそ出てくる、心の琴線に触れた本音の言葉の数々。
つやつやと光る握り鮨の艶めかしさ。舌の上でまどろむ酢飯とネタの触感。
その後やって来る、鼻へ抜け
脳を揺さぶるかのように直撃する煮切りの塗られた鮨の薫り、美味しさ。
天然トラフグのてっちりの、ぶわあぁ、と立ち上る湯気の薫り。
鍋の中で、くつくつと煮える仕事を施した冬野菜と、トラフグの白さ。
自家製ポン酢の染み渡る美味さに、フグの髄液と淡白だけど深いうま味。
その中での言葉・・・私の五感にびんびん伝わってしました。
もちろん、この言葉のコントラストを演出してくれた前者の、
大学に通いながらJR〇〇と塾の講師のアルバイトをして、大学生活を満喫している
素敵なレディにも、うまけりゃいい屋アワードの栄冠を送ります。
※
副賞は、今年
満点青空レストランで話題に成り掛けた『ほうじょうのめぐみブランド』相模湾産”カツオサラミ”です!
いやぁ、今年も終わりますね。
皆様、今年はどんな年でしたか?来年は、どうします?
来年のうまけりゃいい屋アワードの栄冠は、誰の頭上に!?
良い年の瀬を。
2017/12/25 22:00
10月も中旬を過ぎれば、新米の季節です。
皆様にご不便を掛け続けてきましたが、新米に合わせてご要望の多い、うまけりゃランチを復活させようと思っています。
うまけりゃの土鍋ご飯を、皆で囲む美味しさは皆さまご存じの通り。
米の良さ、水の良さ、火加減と、食材と塩梅。
営業日も含め、『座』ページで、うまけりゃランチ開催日をご確認の上、お見えに成る前に電話でご予約をお願いします。
成るべく皆様に喜んで頂けるように、金曜、土曜を中心に復活させたいと、あれやこれやとスケジュールをやりくりしています。
生いくらは一足早く入荷し始め(生いくらぶっかけ丼、新米土鍋ご飯)
サンマも始まり(一塩一夜干し大根おろしたっぷり、新米土鍋ご飯)
カツオも戻ってくるでしょう(カツオ藁焼き、新米土鍋ご飯)
あったか〜い、薫りの効いた味噌汁も新米には合いますよね。
貝も太り始め
伊勢海老も解禁しています。
10月後半に成れば天然とらふぐも姿を見せ始めます。
アンコウのどぶ煮、冬ガキも太り始めて、ウニも甘みを増す。
辛いご時世ですが、自分へのご褒美を忘れずに。
2016/9/20 21:00
熊本、大分で被災し、現在も厳しい環境の中で生活されている方々、心よりお見舞い申し上げます。
思うところは色々ありますが、熊本産の天然すっぽんをスープ仕立てで提供しております。
ちょうど大きな地震が発生する日の朝、関東に届いた物を
泥抜きをして煮込み、出来上がったわけです。
自然の中にいる、と、まざまざと感じずにはいられない。
2016/4/24 21:00
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
2016年が始まりました。
今年のバラ鮨の出来栄えは如何だったでしょうか。
今年は正月早々うまけりゃ特製のからすみに、舌鼓を打って頂けた方もちらほら。
年末には気合を込めて増産するつもりですのでその時は、こちらでご案内致します。
さて
今年も残すところあと355日、早い物ですね。
今日やらない事を、来週、来月、人は出来る物なんでしょうか?
『でも』『だけど』で、始まる話し方はしたくない物です。
思い立ったが吉日、やるべきことはすぐに行動に移すべきでしょう。
どんな小さなことでも、やり遂げる。そんな毎日を過ごしてみる。
気が付けば、かなりの物事が軸をぶれずに進んでいるはずです。
良き一年を過ごすために、
自戒の念を込めて、新年のご挨拶とさせて頂きます。
皆様方、本年もどうぞよろしくお願い致します。
※新年会、天然とらふぐコースで如何ですか。
暖まります。
※昨年は、うまけりゃアワードは該当者なしです。
心に響く言葉は沢山カウンターで飛び交いましたが。
2016/1/10 21:00
クエ
今年はクエの入荷を1尾も出来ませんでした。
リーチをかけたままの方、すみません。
今回は流局です。
自然相手だから、こういう事も有り得ます。
しかしながらお詫び申し上げます。
来シーズン、楽しみにしていてください。
私も楽しみにしながら、春夏秋と過ごしてまいります。
ご予約の方は、自動的にスライドし来シーズンそのまま有効ですので
改めてのご予約は不要です。ご安心ください。
さて貝の美味しい季節、細かなネタの美味しい季節になりました。
鮨好きにはたまらない季節ですね。楽しい季節です。
ご来店をお待ちしております。
※
冬菜・・・美味しくて止まりません。
ごちそう様です。
2015/4/2 22:30
三寒四温、節分が過ぎ、鬼が居なくなって、寒さの中に春の兆しが。
変わりゆく季節の中で、日本も世界も変わっていきますね。
変わるべき必要性と、変わらない、変えない大切な物の見極めを大事にしたいものです。
2015/2/12 22:00
2015年、念頭のご挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
さて、今年の渾身のバラ鮨のお味は如何でしょうか?
喜んで頂けたでしょうか?
我ながら、最高のバランスだったと思っております。
振り返れば、昨年は10月は台風2発、12月は大寒波到来と魚事情が厳しい年でありました。
その中で精いっぱいの仕事をさせて頂きました。
今年も精いっぱいの仕事をさせて頂く所存です。
まずは、とらふぐですね。
新年会にとらふぐコースで、という方が例年よりも多いようです。
この機会に料理人の技術有りきの、とらふぐコースを皆様も如何でしょうか?
本当に美味しい、旨味の強い天然とらふぐ料理を召し上がってください。
更なるご予約を、お待ちしております。チャンスです。
1月19日NHK BSプレミアム(19時より)
釣り人万歳
小田原の鯵・・・・万歳!
編集は解りませんが、腕を振るわせて頂きました。
是非、ご覧ください。
2015/1/4 15:00
2013年の一言
さて、歳も押し迫ってまいりました。
毎年恒例うまけりゃいい屋アワードの発表です。
本年は、、、、
『そろそろこの季節、現場が忙しくなってきて、自ら現場に出る場面なんてないんですか?』
の問いに対して、
『まぁ、普段はあり得ないんだけど
今月に限って現場が東北や関西で遠くってさぁ。
名古屋が終わればナンバーツーが間に合うんだけど、無理するなって言ったんだよ。
みんな出払っちゃった事にして、俺の出番が回ってきたよ。すぐ隣の市だからさ。
俺が行く話になったら、現場監督が交代したりしてさぁ。はっはっは。
親方にも見せてあげたいね現場を、
””蝶のように舞い!ハエのように飛ぶ!俺の雄姿を!””』
と答えた大社長に対して
『いや・・・面白おかしくしたつもりでしょうけど、
それじゃ、飛びっぱなし。。。』
と答えた、久保田君(仮名)に決定だ!
歳も押し迫ってのこの受賞。お心当たりのある方は副賞をお楽しみに。
うまけりゃいい屋アワード、来年は誰の手に!!!
2013/12/24 19:00
2013年・夏
新子が出回り、鱧もひと段落。
天然ウナギも夏枯れとなり、これで長物もひと段落。
さて、世間では夏真っ盛り。
海はといえば、夏から秋に掛けての様子を垣間見る頃。
今年は少々海の状況が違うようですが、
相も変わらず真蛸・・・・・良い香りです。
2013/7/22 23:00
新年のご挨拶
新年おめでとうございます
うまけりゃ特製バラずしのお味は如何でしょうか。
今年も喜んで頂けていますか?
昨年は、私自身がバタバタと忙しく、ご不便を多々おかけしたと思います。
今年も忙しいのは変わりませんが、皆様のご期待に応えるべく
なお一層の精進を致しますので宜しくお願い致します。
美味しいものをご提供するため、心擦り切れないように。
心技体に余裕を持たせることに注力するつもりです。
さて、新年は5日(土)が全国的に初ぜりとなっておりますので、
営業も5日からとなります。
新年会のご予約もいくつか頂いておりますが、
美味しいものを召し上がりに皆様も是非お越しください。
2013/1/4 8:00
さて、寒くなってまいりました。
巷では、風邪を引いている方も多い様子ですね。
やはり、体の冷えが原因かと。
ある親方から教わり、今度は私が、弟分や弟子達に伝えていることの一つに、
「良い料理人とは、お客様の2番目の奥様になること」という言葉があります。意味はそのままです。
味や香りだけに偏り、自分の体調管理も出来ずに
自分が食べたい物ばかりを料理していたのではいけない。
お客様の体調に合わせて、また、お店を出た後の体調を考慮して、
また次回、元気に食事に来ていただけるようにお料理を提供する。
一番目に・・・とは、言わない。
奥様の次に、2番目にお客様の体調を気遣う料理人が良い料理人だ。
という事。
私がこの季節に必ずお出しする料理に、
「蓮根饅頭銀餡れんこんまんじゅうぎんあん」があります。
レンコンは漢方で喉、気管支の薬です。
しょうがも喉の薬ですがもちろん、体を温めます。
里芋のヌメリはおなかをいつまでも温めますし、
本葛粉を使った銀餡も、体が温まるものです。
全て季節の出逢い物の食材で作られ、皆様の体を考えたお料理です。
「ああ。これこれ。これが食べたかったのよ」
と言って頂けると、私の気持ちが伝わっていると感じられて嬉しいものです。
美味しい魚介類がたくさんある季節だからこそ、
お野菜にも手を抜かずに心を込めて料理しています。
自分が大事にしている考え方が伝わると、嬉しいものですよね。
2012/12/12 23:00
15年
皆様のご愛顧のおかげで
うまけりゃいい屋が15年目を迎えました。
思い起こせば、一日に3人しか人が通らない場所で開店し、
道路が開店から2年後に開通し、あと一年で今度は橋が掛かろうとしています。
交通事情が良くなり、うまけりゃまでの距離が近づくように、
皆様との距離も少しずつ近づいたように感じます。
お手頃なランチイベントから参りましょう。
そろそろ、お手元にうまけりゃいい屋ランチ券がある方が多いでしょう。
期限が切れる前に、それ・・・使っちゃいましょう!!!
決して無駄にはさせません。
2012/11/20 22:00
のれん
この度、皆様からのご意見もお聞きしながら新しいのれんを作りました。
流石に15年使うと、のれんも擦り切れて参ります。
普段からお世話になっている小田原の
染めの大川様で作って頂きました。
創業は慶応3年、140年間ですよ・・・・凄い。
心、擦り切れずにここまで来ました。
心新たに、しかしながら料理には更に心を込めて精進してまいります。
新しい暖簾を是非、くぐりに来てください。
2012/11/20 22:00
料理教室
さて、先日行われたお魚お料理教室は、如何だったでしょうか?
楽しんで頂けたという声をいくつか寄せて頂きましたので少しフォロー致します。
皆さんに前に集まって頂き、
はじめに私がお話をさせて頂いた時には、皆さんの顔からコチコチの
緊張感が伝わってきました。
しかし、私のくだらない戯言でその後リラックして魚と向き合えたと思います。
料理は、緊張感は必要ですが肩肘貼って頑張るものじゃないんです。
机にいるときは頑張って食材の知識や技法を植え込んでよいです。
過去の文献から、先人たちの知恵を垣間見ても良い。
しかし、食材を前にしたら肩肘貼っちゃいけません。
余計なことは考えずに、五感で感じてください。
香り、色、音、手触り、そして・・・・・・味!
人は嘘をつきますが、食材は嘘をつきません。
食材はありのままの姿をあなたに晒していますから、
あなたもありのままの心技体で向き合うしかないのです。
向き合えば良いのです。
今回は皆様にそれを解って頂きたくて、時間に余裕のない状況を作りました。
焦ると、余計なことには気が回らないものです。
余計なこと・・・それって、枝葉の部分。些細なことなんです。
少し慌ただしい中で無駄なこと余計なことを省いていき、
軸は何か・・・・を体感して頂きたかった。
調理が終わって、皆様が食事をするとき、
安堵感と達成感のある清々しい気持ちになったと思います。
美味しかったですよねぇ〜。
そう、余計なことは考えずに頭の中は料理のことだけだったはず。
真摯に食材と向き合ったって事です。それがありのままのあなただった。
あれが・・・あの感覚が料理にハマる楽しさなんです。
修行とは己を知ること。ありのままの自分と向き合うこと。
そして自分が作った料理を誰かに喜んで頂けた時に、感謝の気持ちが生まれます。
料理とは、楽譜のない音楽。一度きりのライブなんです。
そう!料理はパッションです!自己表現です!緊張するけれど楽しいライブなんです!
・・・・・・・・・・抽象的な表現はさて置き。
当日は
塩梅(あんばい)について、浸透圧について、大事なポイントを二つお伝えしました。
そして私が黒板に書いた、さらに大事なこと7.5.3.
7つの味、5感、お料理を提供するときの3つのポイント。
技法とは調理の温度帯、その温度による水分量の調節とPH。
全ては、そこにある。
次の機会にまた少しお伝えできればと思います。
皆様とまた会える日を楽しみにしています。
※
今までじっとしていた分、これからはあちこちに出演します。
私のライブに参加するのではなく、
皆様がライブを行えるようにプロデュースするのが私の役目だと思っています。
食べるのが好き・・・・だけじゃなく、
お料理は、するほうが楽しいことを皆様にお伝えできれば良いなと思っています。
2012/7/5 01:00
ここのところ更新が遅れがちになっております。申し訳ありません。
今日はひとつ、真面目な話を。
めんどくさい独り言だと、聞き流して頂いて。
うまけりゃのカウンターで皆さんと話しをさせて頂いてかれこれ14年。
修行時代を含めれば25年、睡眠時間を3時間しか取らずに
昼と夜と修行を常に掛け持ちしていたので、時間的に計算したら
一般の方の50年分くらいは、人の話を聞いてきたでしょうか。
コーヒーショップ、イタリアン、河岸の卵焼き屋、和食屋、会席屋、鮨屋、
常にカウンターの中で、深い話から無駄話まで、いろいろな人生観、成功談、失敗談、
アドバイスを頂いたり、アドバイスをさしでがましくしてみたり。
生の情報交換ほど貴重なものは無いというのが持論です。
違う環境で生きてきた皆様からの考え方はとても貴重で、自分の視野を広げてくれます。
そんな中で、生きることの意味、とことんまで追求してみようと試みた時期もありました。
自分なりの答えを出したところで、改めて本を読み漁ったり。
15年ほど前に実の父親を亡くしている私ですが、幼馴染の父親が先日、他界しました。
料理を学んだ親方たちも、心の師匠たちもほとんど他界してしまっています。
私自身は実の両親と幼少の頃から価値観が大きく違い、かなり悩み、衝突を繰り返し、
子供の頃から友達の家でご飯を頂くこと、友達の親の価値観を教えてもらえる経験が
とても多かった気がしています。
同じように、料理についても。
おふくろの味と言われて思いつくものが、実の親だけでなく
友達の親のお料理が多かったりするわけです。
料理には、作った方の経験や人生観や、思いが伝わってきます。
私の料理が次の世代へ、他の方たちへ、何かを伝えられたら良いと感じた次第です。
大事な仲間の父の冥福に寄せて。
6月16日(土) 小田原駅西口
崎村調理師専門学校
http://www.sakimura-group.com/
10時〜13時 お魚料理教室
(株)小田原魚市場との協賛で、料理教室を開催します。私が無償で講師を務めます。
市場から魚をご提供頂いて、私の技術をお伝えしながら美味しいものを作ります。
その後、一緒に食事も出来ます。
参加費用は500円ほどですので、ご興味のある方は是非、ご参加ください。
定員は24名となっておりますが、
応募が多数の場合は、教室を二つ使わせて頂けて50名までご対応して頂けそうです。
ご夫婦で、お友達と一緒に、お一人でも、大丈夫です。
美味しいものを作る技術、思考、をお伝えできればと思っております。
2012/5/28 23:00
ブリ!?
さて、今年も残すところあと一か月になりました。
この時期になると皆さん気になるのはやはり
今年一番のカウンターでのナイスなコメントに送られる、
2011年 うまけりゃいい屋アワード!だと思います。
気になっていない?
気にしてください、今年からですから。
さて、話を進めましょう。
年末を待たずに今年の受賞者は・・・・・・・・
又野からの
「ぶりは出世魚だよね。では、ぶりの子供は?」
の問いに対して
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こぶり」
と答えた、かつまたゆうじ君(中学生)に決定!!!
わかなご、わかし、いなだ、わらさ、ぶり。
うん、違うね。
小さいブリは、小ぶりだね。
承知しているうえでの敢えての小ぶり発言。
参りました。
かつまたくん、銀座のお姉さんたちにも大人気なのが伺えるね。
うまけりゃいい屋アワード!
来年は誰の手に!
2011/11/30 20:00
内装工事中
皆様には、しばしご迷惑をおかけします。
10月28日(金曜日)より、通常通りの営業となります。
2011/10/25 20:00
生いくら丼!!
10月14日、15日
特別ランチ、『作り立て生いくら丼』の提供。
今が旬、今年も生いくらの仕込みに追われています。
お待たせしました。
今年もやります。たっぷりの生いくら。格安での提供です。
皆様のお越し、お待ちしています。
2011/10/13 20:00
義捐金について
無理言って、前回の分と足して写真を撮らせて頂きました。
皆様、ありがとうございました。
5月13日に今まで皆様からお預かりした義援金を送らせていただくことで、
焼きさば寿司のお代金からの義援金は終了いたします。
皆様からのお気持ちをきっちりと、JF(漁協)さんへとお渡ししてきました。
東日本の漁業関係者の方へと伝わります。
本当にありがとうございました。
今後も、イベント等で焼きさば寿司は販売致しますが、
焼きさば寿司からの義援金はございません。
ただ、美味しい焼きさば寿司を皆様にご提供させて頂くだけとなります。
東日本大震災が起こった3月11日からすでに2か月が過ぎました。
地元を離れる生活を決めた方たちの映像や、言葉を聞くたびに心が締め付けられ、
先へと進まない今の状況を歯がゆく思っております。
おそらく皆様も同じ気持ちだと思います。
まだまだ私にはやらなければいけないことがあると思っています。
関係諸氏と会議を重ねております。
次のうまけりゃいいやの支援策をお待ちください。
特別なことをしようというのではありません。
皆様には東日本を心に浮かべ、美味しいものを召し上がって頂き、
海に囲まれた日本を愛してほしいだけです。、
うまけりゃいいやの料理が、その一口が、皆様に気力を与え、
さらなる一歩を踏み出すきっかけになれば良いと思っている次第です。
ただ、おいしいだけじゃない。
料理は作った者の意志を、思いを、伝えられると信じています。
2011/5/18 23:00
ストリート マルシェ in 錦
5月1日
ストリート マルシェ in 錦に出店いたしました。
あいにくの雨の中でしたが、
正々堂々、公明正大に小田原の食材にこだわり、
小田原産 焼きさば寿司!
販売いたしました。
お米はもちろん、お酢(梅酢)、鯖、すべて小田原産。
まぁ、、、公明正大、正々堂々がどれほど難しい事なのかは、
ここの所の、有名店をはじめとした飲食店、
有名お土産物の不祥事で皆様にも解って頂けるかと思います。
うまけりゃいいやは違う。
情熱が、思い入れが、食材への愛情が違うのです。
食べることを真摯に、真剣に考えているのです。
全国のうまいものを集めて、
皆様にご提供するうまけりゃいいやだからこそ、
小田原と言ったら、小田原だけにこだわれるのです。
公明正大、正々堂々の主張!皆様に解って頂きたい。
いくつかの有名店がありますね。
小田原・・・・とうたう以上は、小田原産であって欲しいものです。
小田原で作ってる・・・・とか、
工場が小田原にある・・・・なんてレベルじゃなくて、
小田原で獲れた、小田原で採れた、、、、物を使って欲しいですね。
生産者が泣いてますよ。
それで小田原産とは、片腹痛い。
話が少し脱線しました。
話を戻して
さて、うちの若い衆ですが・・・・・・・
ひとり、水兵さんみたいな帽子の子が居ますね。
白帽を横にかぶっちゃってますね。
兄弟子は、注意しないのでしょうか?
うまけりゃいいやもまだまだ、勉強が足りないようです。
皆様に喜んで頂けること、
本物をご提供するその覚悟、その心意気。
裏付けされた技術。
皆様に、これからも変わらぬ喜びをご提供し続けることによって、
皆様にも、本物を食べているという自負心を持っていただきたいと思います。
ストリート マルシェ in 錦でお買い上げいただいたお客様、足元の悪い中ありがとうございました。
またお目にかかれる日を楽しみにしております。
その為に、変わらぬ努力を続けてまいります。
2011/5/6 21:00
祭り寿司
4/22(金)のお昼に、
祭り寿司のケータリングがありました。
鴨宮のグループホーム
めろでぃさんに行ってまいりました。
おばあちゃん、おじいちゃんの美味しい顔。
普段よりもたくさん食べて頂けたこと。
作っているスタッフさんも、楽しみながら食事を作れること。
美味しいものって・・・こうでなくちゃいけません。
スタッフのみなさん、お疲れ様でした。
また、おじいちゃんおばあちゃんたちを、楽しませましょう。
先頭に立って、イベントを開催してくれた青木裕二様。お疲れ様でした。
※祭り寿司
ケータリングサービスの一種です。
通常のケータリングサービスと異なる点は、
「お寿司を握って食べていただく方の前にお出しする」行為をお客様自ら行って頂く点にあります。
握り寿司に必要な一切をうまけりゃいい屋よりお届けします。
また、事前に、うまけりゃいい屋の職人が調理指導を行います。
食べる楽しみだけではなく、造る喜びも味わって頂きたい。
和食の真髄である、もてなしの心、を通じて和を尊ぶ。そんな思いから生まれたサービスです。
2011/4/25 17:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その13)
4月10日(日) うまけりゃいい屋店舗前
(大)10個・・・・・・義援金1,000円
貴重なご意見も頂いております。
皆様ありがとうございます。
暖かくなってまいりました。
少し塩加減、強く致します。
開成町 井上様
ありがとうございます。
2011/4/11 17:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その12)
4月8日(金) うまけりゃいい屋店舗前
(大)14個・・・・・・義援金1,400円
たけだ様
わたなべ様
むらかみ様
4月9日(土) うまけりゃいい屋店舗前
(大)13個・・・・・・義援金1,300円
雨の中、皆様ありがとうございました。
お土産で、少し寝かした焼きさば寿司も美味しいですよ。
2011/4/10 23:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その11)
4月6日(水) うまけりゃいい屋店舗前
(大)16個・・・・・・義援金1,600円
りふてっく様
水島様
わけべ様
4月7日(木) うまけりゃいい屋店舗前
(大)12個・・・・・・義援金1,200円
ヤマダフミオ様
ありがとうございました。
2011/4/8 23:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その10)
4月5日(火) うまけりゃいい屋店舗前
(大)21個・・・・・・義援金2,100円 善意の義援金500円
よしだとしろう様
鍵和田石材様
エスペランス様
野村様
中村肉屋様
ありがとうございました。
2011/4/5 20:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その9)
4月3日(日) うまけりゃいい屋店舗前
(大)4個、(小)11個販売・・・・・・義援金1,420円 善意の義援金200円
(株)ながい様
リビングセンター やまだ様
ありがとうございました。
2011/4/4 12:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その8)
4月2日(土) うまけりゃいい屋店舗前
(大)20個、(小)10個販売・・・・・・義援金2,800円 善意の義援金800円
Special Thanks!!
オダカン ヨシダミエコ様
開成町 井上様
加藤様
大井町 鈴木じゅんこ様
松田町 熊沢様
大井町 土屋ジロウ様
ランブル様
ありがとうございました。
2011/4/2 23:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その7)
4月1日(金) うまけりゃいい屋店舗前
(大)20個、(小)8個販売・・・・・・義援金2,640円 善意の義援金200円
ありがとうございます。
お預かりいたします。
合計2,840円
2011/4/1 23:00
よろしくお願いします
この時代に私が生きていること。
皆さんと出会えたこと。
そこに必然性があったのかどうかはわかりません。
しかし、自らが動くことで必然に出来ると信じています。
まさに今、東日本にお住まいの方は共感をしていただけるかと思いますが、
この時代、この時に彼がうまけりゃいい屋に修業に来たことに、
必ず意味を持たせます。
また、彼は意味を導き出さなければいけないと思います。
新しい若い衆がまた一人、私の門徒となります。
金剛まさとです。
うまけりゃいい屋同様、よろしくお願いいたします。
彼の年代の男達、女達が自分の足で立ち上がるときまでに、
我々が彼等に伝えなければいけないことが日本にはまだまだあるはずです。
彼等もまた貪欲に学び、考えがまとまったら発信していくべきです。
時代は連なっているのです。
文化を継承しなくてはいけません。
みなさん、失敗を恐れずに動きましょう。
受動的に生きることで、危険から逃れられる時代は終わったと思っています。
能動的に動くことを時代は求めているのだと私は感じています。
動き続けること、頑張り続けること、
疲れたらほっとしにうまけりゃいい屋へどうぞ。
2011/4/1 20:00
皆様へのご報告
今朝、皆様からのお気持ちも一緒に乗せて、3月分の義援金を渡してきました。
復興に掛かる時間は、半年一年ではないと思います。
節電はもちろん必要ですが、義援金も続けていくことが大事だと思っています。
これからも、小さなことですが
皆様に喜ばれる形での私なりの支援策を続けていきたいと思っております。
5月15日までが、漁協さんでの義援金最終集金日になっております。
ご協力を引き続きよろしくお願いいたします。
※
おかげさまでお電話での焼きさば寿司のご注文も頂いております。
しかしながら、この3日ほど小田原ではサバの水揚げがほとんどなく、
店舗前での販売を出来ておりません。
入荷次第、店舗前での販売を続行いたしますのでお待ちください。
皆様のご期待に沿えるよう、尽力しております。
お電話頂いたにも拘らず商品が売り切れで購入して頂けなかったお客様、
今、しばらくお待ちください。
2011/3/30 20:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その6)
3月27日(日) 北條・ストリート・マルシェ・IN・錦
(大)48個販売・・・・・・義援金4,800円
白玉300円・・・・・・84個販売
10%の2,520円はマルシェ様へ義援金として募金しました。
10%はこちらに計上いたします・・・・・義援金2,520円
合計7,320円
2011/3/27 23:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その5)
3月26日(土) うまけりゃいい屋店舗前
(小)42個販売・・・・・・義援金3,360円 善意の義援金4,500円
正応寺 阿部住職
井上様
鍵和田様
熊沢様
斉藤様
須藤様
(あいうえお順)
ありがとうございます。
お預かりいたします。
合計7,860円
2011/3/26 20:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その4)
3月25日(金) うまけりゃいい屋店舗前
(小)9個販売・・・・・・義援金 720円 善意の義援金 200円。
雨の中、買いに来て頂いてありがとうございます。
小田原あしすと 小野様
27日の北條・ストリート・マルシェ・IN・錦では、
白玉(あずき、ずんだ、ともに300円)の売り上げの20%を
義援金と致します。
焼き鯖寿司は、当HPで計上しご報告いたします。
東日本大震災のために頑張ります。
皆様のご協力、お待ちしております。
私にできること、あなたにできること。
2011/3/25 20:00
焼き鯖寿司
こちらが現在販売しております、
焼き鯖寿司です。
大:500円、小:400円で販売させて頂いており、売上の20%を義援金としてお送りするよういたしております。
普段はお昼から夕方の営業開始時間までの間に店舗前で販売しております。
また、各種イベントに出店の際もご用意しております。
2011/3/25 22:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その3)
こちらが(株)小田原魚市場様からの書類となります。
まずは3月31日が一回目だそうです。
3月22日の焼き鯖寿司
小400円 × 17個
義援金1,360円
オオサワアキコ様
カガワルミコ様
ニシカワ様
ヤマネ様
並びに、大井町のいくつかの自治会長様
皆様ありがとうございます。
2011/3/22 20:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策(その2)
店舗前での、販売の様子です。
本日(3/20)は41個販売いたしました。
皆様、ありがとうございました。
Special thanks!
大川様、斉藤様、鈴木様、、堀江様、山崎様、吉田様(アイウエオ順)
皆様からの善意の義援金も責任を持ってお預かりいたします。
41個×80円=3,280円
善意の義援金お預かり4,800円。
3月20日・・・・・・・計8,020円。
2011/3/21 15:00
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策
計画停電が行われています。
電気のない生活を強いられ、戸惑われていらっしゃる方も多いと思います。
私も、プライベートの生活では多少不便を感じております。
一方仕事はと言えば、私が信じる江戸前鮨の技法には電気は必要ありません。
冷蔵設備が無い時代に、江戸前鮨は発展したのです。
自分が修業を通して身につけた感覚は、
たとえ多少、暗かろうとも指先、体、5感がすべてを覚えています。
例え真っ暗でも、魚のさばき、仕込み、塩の塩梅、酢で締める割合、
醤油の使い方、火の力を借りる時間、すべてを5感がおぼえているのです。
嗅覚、触覚、聴覚、味覚を駆使する仕事に、視覚が多少足りなかろうとも、
大きな問題にはならないのです。
そうはいっても、現代のルールにも沿わなければいけませんので、
ネタは氷を使って冷やしてありますし、懐中電灯の光も使って仕込みをしております。
夕べは計画停電の終わった夜7時より、
皆様の期待にお応えすべく満席の中、普段と変わらぬ仕事をさせていただきました。
街が真っ暗の条件が悪い中、うまけりゃいいやをご支持頂きありがとうございました。
営業が終わり一日の仕事を振り返ったとき、
脈々と受け継がれてきた先人たちの技術に、
改めて感服するのです。
大丈夫です。
江戸前鮨の本領発揮です。
皆様安心して、うまけりゃいい屋にお越しください。
※足柄上郡大井町、グループ4の計画停電に合わせて営業いたしますことご了承ください。
うまけりゃいい屋から被災者の方々への支援策
私がこの世界に入ってから、三陸の水産物をどれほど扱って来たでしょうか。
その恩恵にどれほど預かってきたでしょうか。今、御恩返しをせずにいつするのか。
うまけりゃいい屋として、料理人、又野裕二として、
今回被災された三陸地方の水産関係者の方々へ、今後の復興支援策を取り決めました。
私は料理人です。
大きなことは出来ませんが、自分の出来ることを地に足を付けてやっていこうと思います。
小田原産 焼き鯖寿司・・・・・の販売を開始いたします。
たくさんの協力していただける生産者の方に恵まれ、ありがたく思っております。
皆さんにも美味しいものを食べることでご協力頂きたく、お手頃な料金設定としました。
(大)500円、(小)400円となります。
頂戴いたしました料金の中から20%を支援金として、
(株)小田原魚市場さん、小田原漁協さんのお力を借り支援金を送る手筈で、動いて頂いています。
今後東北地方の復興が見えるまで、送り続けていく所存です。
店舗前での販売はもとより、今後各種イベントなどで販売をさせて頂きます。
尚、販売した個数はこのHPにて皆様にもご報告し、
確実に支援金として送られたこともその都度ご報告させて頂きます。
最安値のランチでも1000円頂いているうまけりゃいい屋ですが、
三陸の漁業関係者の方々への支援策として
お手頃な価格の商品を提供するべく、大英断を致しました。
美味しさは保証いたします。よろしくお願いいたします。
さっそく本日、仲良くさせて頂いている
大井松田カートランドさんで34個、販売していただけました。
大井松田カートランドさんでも本日、
東北大震災への義援金のイベントを開催しており、
専務を始め、マネージャー及びスタッフの皆さんのご協力を頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
今回の売り上げは、市場や、漁協様との連携とは別に、
20%を大井松田カートランド様経由で支援金とさせていただきました事を、
ご報告いたします。
私の知り合いの多くの方も、ぞくぞくと支援策を打ち立てています。
頼もしい仲間たちと知り合えたのも、三陸の素晴らしい食材があってのことでした。
関東が落ち込んでいたら、東北地方の方を元気づけることが出来ません。
今、やらねばならないのです。
そして、続けていかなければいけないのだと思います。
※尚、数をまとめて頂ければ配達も可能です。よろしくお願いいたします。
2011/3/21 14:00
東北地方の方、安否を気にしております。
津波で被害を受けた水産関係者にも、
何らかの形でうまけりゃいいやとして支援物資などを考えております。
市場筋などの寄付金の他に、
支援物資などを送ろうと考えております。
引き続き余震対策をして、腹ごしらえをして乗り切りましょう。
尚、座のページでご案内している通り来週、月、火、水、曜日は連休とさせていただきます。
以前からの予定通りであり、地震の影響ではございません。
よろしくお願いいたします。
2011/3/11 23:00
大福のお茶漬け
昔のお茶漬け・・・・とは、
本当のお茶は使わずに、お湯を注いだ物。
是非、あんこが一杯入った大きな大福をポンっ!と、
大きめのお茶碗に入れ、
そこに熱々のお湯を注いで、大福を崩しながら食べてください。
そう・・・お汁粉に近い物なんです。
昔の著名な方の大好物だそうですが、
私も子供の頃、良くやりましたね。
なんか…量が増えた気がするのと、
凝縮された旨味とは違う、
淡くなった美味しさがそこにはあるんですよねぇ。
柔らかくなって溶けるようなお餅の皮と、
そこからあふれ出しこれまた溶けゆくアンコの姿。
じっと眼を凝らせば、はかなさも感じれますよ。
使うお水は、ちゃんとした清水もしくは井戸水にしてね。
これ、まんじゅうもまた然りです。
パンをコーンポタージュに浸しながら食べるとか、
クッキーを牛乳に浸して食べるとか。
同じ美味しさかな・・・・と。
餡粉に塩を使っているかどうかもまた大事なポイントです。
さて、伝わるかな?
2011/1/31 23:00
スナップショット
小田原魚市場からの朝日など、撮ってみました。
更に藤沢魚市場までの間に、湘南からの海を撮ってみました。
我々料理人は、なかなかお日様に当たりません。
まぁ、日に焼けた板前はめったに居ないということです。
それでも、真面目にやってる料理人は毎朝ちゃんと太陽に当たります。
ただ・・・・・朝日なんです。
そんな料理人の日常を収めました。
2011/1/19 23:00
年初のご挨拶
お正月が過ぎ、今年も一年が始まりました。
昔は年末から一週間位、お店や世の中は静まり返り、
お年玉を握りしめながら、早く駄菓子屋が開かないものかと
じりじりしておりました。
しかし世の中気がつけば、元旦、二日からお店は平常通り営業し、
それどころか、元旦からバーゲン等と皆さんの射幸心をあおる物ばかり。
お正月休みなどと言うイメージが無くなった昨今ですが、
皆さんは今年の目標を立てましたか?
私はと言えばこの20年、いや、
おそらく学生の頃から入れてもお正月に休んだのはもう30年前に
成る気がします。
その頃から、お正月は仕事をする日だと決まっていた気がします。
当然この世界に入ってからも一度も正月に休んだ覚えは有りません。
もちろん今年も、元旦から3日まで皆さんの喜ぶ顔が見たくて、
頑張って美味しい物を作って過ごしました。
さて私の今年の目標はと言えば、何も変わった事は有りません。
ただ、実直に安全安心な美味しい物をご提供できるようにする事。
その為の、心と技と体を維持する事。
文化の伝承者である事を自負し、浮ついた真似事をしない事。
あまり面白くは聞こえないでしょうが、
自分にとって、かなり大きな目標である事は言うまでもありません。
今年も皆さまにとって良い年でありますように。
まだ見ぬ新しい出会いを楽しみにしております。
今年も宜しくお願いたします。
2011/1/10 21:00
商品に思う価値観とは五感を駆使する面白さ
言葉って凄い。そして怖い。最近改めて思います。
動物の中で人類の優れた部分として、
コミュニケーション能力があると思います。
その代表が言語ではないでしょうか。
目は口ほどに物を言う・・・や、
ボディランゲージ・・・なんて言葉があるように、
言葉で伝える事を前提で例えに使われる位ですからね。
さて、世の中を見まわすと商品の数だけ説明があり、
アイテムの数だけこだわりがあると言えるでしょう。
以前、”いくら”でも触れましたが物は言い様なんだなと、
最近とみに思うのです。
言った者勝ちで、どれほど消費者は迷うのでしょうか?
”選ぶ”という行為は本来楽しい事のはずですが、
『消費者は選んでなんかいない、その場の雰囲気で行動する。』
なんて言葉を中小企業診断士のセミナーで聞くと、
ちょっと悲しくなる現実があるんですよね。
楽しい事のはずが、放棄してしまうって一体。悩んでしまうって一体?
まして困ってしまうとなればこれはもう、弊害でしかないでしょう。
自己防衛として、悩まずに選ぶ・・・となる訳ですね。
皆さん、本当に選んでますか?
雰囲気に惑わされていませんか?
裏付けはありますか?
生きていく中で楽しい事のはずの選ぶ・・・という行為を放棄してませんか?
これだけたくさんの選択肢がある現実は、
豊かな事なのだと思います。
雰囲気に乗るのも一つの楽しさであるのは否定しません。
お祭りで買うからこそ、
通常300円の綿菓子が1000円でも価値があると思える時ってありますからね。
ただ、言葉巧みにあたかも価値がある物かのように伝えるのって、
豊かさゆえの弊害なんでしょうか?
豊かさゆえの正しさなんでしょうか?
価値観の相違・・・・で済んでしまう現実でしょうか。
確かに企業ブランドの価値観って有ると思います。
お客様に喜ばれる使い勝手、美味しさ、有用性、楽しさ、タイミング、値段。
それらを提供した事によって、評価は上がって行くんでしょう。
しかし一度上がった価値感で、その後の商品の
付加価値ってどれほど有るのでしょうか?
良い商品を出す確率は上がると思いますが毎回その都度、
基準はフラットでなければいけない気がするのは私だけでしょうか?
おそらく私のこの意見は少数派の意見だと思いますが、
いろいろな商品を目にするたびに考えてしまうこの頃です。
うまけりゃいい屋は、変わることなく毎日一歩ずつ高みを目指し、
変わらぬ高クオリティを提供し続けていきたいと思っています。
昨日より今日、今日より明日、
変わらぬ本物に、先人たちの技術にさらなる改良を加えて、
美味しさ、豊かさ、楽しさ、幸福感をお届けしたい。
言葉だけじゃない!五感を使って頂きながら、
料理の豊かさ、技術、文化の素晴らしさをお伝えしたいと思っております。
皆さまからの常に厳しい判断に耐え得るように頑張り続けます。
あ・・・・ 常連の皆さまにおいては、第6感をも使って頂いてですね(笑)
さて、皆さんうまけりゃの常連になりませんか?
日々変わりゆく季節に思いを馳せて、
先人たちの優れた技術に敬意を表しながらも、
常に更なる進化を目指し続ける毎日を厳しい目で評価して頂きたいのです。
私達の師は、先人たちでありお客様でもあるのです。
師に、評定者にあなたにもなって頂きたい。
2010/10/29 20:00
初心忘るべからず
みなさんからアドバイスを頂いたのです。
はっきりした物言いが身上の大将の言葉とは思えない。
はっきり言わない店主の雑文なんて聞きたくない。
回りくどく長すぎる独り言なんて見たくもない。
はい。こう見えて、気い使いしい・・・なんですよ?
目が覚めました。おかしい物はおかしい。本物は本物。
確かに皆さんのおっしゃる通り。ありがとう。
勉強になりました。
甘いこと言ってちゃいけませんね。
甘いと気が付かないですもんね。
普段の私に戻しましょう。ばっさり行きます。
辛口で!!!
最近ウナギのたれを仕込んで居て、
夜中から明け方に掛けては
甘〜い香りのするうまけりゃいい屋からお届けしました。
(もちろん営業時間中は、甘い香りはさせません。鮨が泣くからね。
店の香りって大事です。魚臭い鮨屋なんてもってのほか!)
2010/10/14 22:00
御礼
無事イベントを終える事が出来ました。
そろばんはじきさん、zさん、ゆうまかずまぱぱ、めらんざーねちゃん、
その他お名前出せない方々もありがとうございました。
この場を借りて、心からお礼申し上げます。
小田原産業祭りはそれなりの規模でして、二日間、
1日100杯以上のあじ麺を作らせて頂きました。
小田原の食文化にそれなりのインパクトを与えられたのではないかと思っております。
・・・・・・・が、詳細はまたカウンターの方で。
2010/09/15 23:30
秋の味覚
秋風薫る季節になってまいりました。
そうは言っても今年の暑さは異常だったようで、
秋の代名詞マツタケも、国産は10万、15万は当たり前で、
今朝、岩手産は1キロ30万の値段も付き始めています。
例年10万15万の声は聞きますけれど、どこかおかしいですよね。
海の方も、秋の色に染まり始めています。
北から美味しい物が出始め、貝も太り始め、
例年以上に青魚は格別の、美味しさです。
8月に解禁した伊勢海老は、あまり獲れていませんが、
今年の伊勢海老をうまけりゃで召し上がれた方は、
また格別だったのではないでしょうか。
『ああ・・・・伊勢海老って本当は凄く美味しかったんだ。』
その声を聞きたくて、また頑張ってしまいます。本物は違うんです。
ここから秋が深まりますが・・・・
しかしその前に、
鱧マツタケの美味しさを皆さんに楽しんで頂きたいのです。
夏の名残りから、秋の訪れを感じるか感じないか。。。。の季節の料理として、
嗜好の違いはあれど私が知る限り、
間違いなく5本指に入る美味しさの料理だと自負しております。
目まぐるしく移ろいゆく世情を見つめながら、軸をぶらしたくは無いものだ。
と感じている今日この頃です。
皆さまは如何お過ごしですか?
美味しい物、有りますよ。
2010/09/15 23:30
季節を喰らう! 〜 専門店を考える 養殖物と天然物の違い 〜
『お宅は〜の専門店ですか?』
うまけりゃいい屋は江戸前ずしを自負しておりますけれど、
そうお尋ねの方にはこのようにお答えしています。
『鮨も、ウナギも、すっぽんも、ふぐも、もちろんクエも鰤も、
天然物に拘ってやっておりますけれど、
専門ではやっていない事になるんでしょうか?
クオリティでは専門店に負けないように頑張って居るのですが。』
日本は、南北に伸びた狭い島国です。
中心には標高ある山が連なり他の国と違って川が短いのです。
落葉樹によって育まれた豊かな栄養ある水が短い時間に海へ運ばれ、
そこにプランクトンが集まり、小エビや小魚が自然と集まり、
大きな二つの海流によって、中型、大型の回遊魚が餌を求めて集まるのです。
自然の地形が、豊かさをもたらしてくれています。
そんな日本の天然食材で和食の料理をお出しするので顕著に四季が出ます。
常に移り変わる季節の、一番美味しいであろう旬の物をご提供しているので、
鮨ネタだけでも150種類は超え、他の魚料理や
野菜を入れればうまけりゃで扱う食材は年間400種類を超えるでしょうか。
そのたびに、和食の基本“出会い物”が生まれる訳ですね。
さて、専門店ですか?とお尋ねいただいた方はきっと「専門店」ということに
価値を見出す方なのだとおもいます。
では、専門店ですが、専門と言える定義ってなんでしょうか?
年間通して変わらぬクオリティを変わらぬ価格で提供することができるお店は専門店と呼ばれるのでしょう。
この論理では、牛丼屋さん、ラーメン屋さん、餃子屋さんとか、回転寿司屋さん、ハンバーガー屋さん。
ある特定の料理を専門にご商売をされてるお店は、チェーン店も含めて専門店と呼ばれることになります。
ここで問題となるのは、
「移ろいゆく季節のある日本で、なぜ一年間同じ物を提供しなければいけないのか」
ということです。
私は、日本で生きているので、冬の寒さも楽しみますし、
夏の暑さも楽しみます。もちろん同時に辛さを味わう事もありますけど。
春のぽかぽかは嬉しいですし(花粉症は辛いですけど。)
秋風なんかは一番好きです。
こんなに、いろいろな環境を楽しめるのが日本であり、
ファッションも、音楽も、季節によって様変わりして楽しめるんです。
日本に生まれ、生きて行く事で、常夏の国よりもいろいろな環境を楽しめるんだ。
そう感じます。
逆から見れば、それだけ出費も掛かる訳なので大変さもあるんですけどね。
一年中、コートを着るのも疲れるし、一年中長靴はくのも嫌なんですよ。
次がある、次がある・・・と考えるとその場を楽しめる物ですよね。
食事も同じで、その季節の美味しい食べ物を楽しんで生きたいと思うのです。
でも、専門店では、取れたり取れなかったり、また手に入れれたとしても価格が
日々変わってしまう天然物では営業を賄え無いのでしょう。
どの季節も、いつでも同じクオリティを求めているお客様のご希望に合わせるには
魚も野菜もいわゆる“養殖物”を使わざるを得ない。需要と供給、悲しいことですが現実です。
選んだ上でそれだけ ”を提供するのか。” それだけ ”しか提供できないのか。”
飲食の世界で、プロの間でも価値観をすり合わせるのが難しいなと感じてしまっていること、
天然ものと養殖物、そして専門店という価値観についてお話ししました。
移ろいゆく季節の中でそのとき一番おいしい旬の物をお届けしているうまけりゃいい屋は、
「〜〜専門店」ではありません。
あるときは、ウナギの専門であり、ふぐの専門であり、
すっぽんのす〜ぷも一人前だけでも、お出し出来ます。
そして、季節を通じて鮨の専門が集まっています。
和食の百貨店、旬の、季節の専門店だとご理解いただくのは難しいことでしょうか。
2010/06/08 23:30
料理研究家
この前、とある科学者の方と店で話しをしておりました。
その時真剣に話しこんだのは、こんな事でした。
ご紹介します。
料理研究家
まずはじめに日本では、料理研究家なる資格は無いことを皆様に知って欲しい。
その上で研究・・・・とは
研究の目的は突き詰めれば、新しい事実や解釈の発見である。それゆえ、研究の遂行者は、
得られた研究成果が「新しい事実や解釈の発見」であることを証明するために、それが先行
研究によってまだ解明されていないことも示す必要がある。また、自身の研究成果が新しい
発見であることを他の研究者によって認めてもらうためには、学会や査読付き論文などにおいて
研究成果を公表しなければならない。どんなに優れた研究成果が得られても、それが他の
研究者によってすでに明らかにされていたとすれば、その研究は無価値に等しい。
と成っています。
要は自分のした研究によって”新しい”事実や解釈がどんな事で、
それを自分の研究結果として常に発表し続けている人こそが、研究者です。
料理の世界は、文献に残っているだけで1000年以上の歴史があるんです。
過去の文献を確認しないで、あたかも自分が新しく発見したかのように振る舞う
自称料理研究家がなんて多い事でしょう。
過去の偉大な諸先輩方の偉業を知識として持っていない、
自称料理研究家の言葉を鵜呑みにしちゃいけない気がします。
ただし、研究者と研究家の言葉の使われ方の違いはあると思うので、
自称研究家と名乗るのはありなのかもしれませんね。資格もないし。
そこで僕がお勧めしたいのは、
皆さんも自分で美味しい料理を作れたら、是非発表してください。
そして胸を張って『私は料理研究家です!!!』と言ってください。
誰も咎めません。
日本の食文化の更なるレベルアップには、必要な一過程なのかもしれません。
一億総料理研究家・・・なんてちょっと素敵ですよね?
食文化の豊かさが心にも豊かさを与えれる、日本ならではの発想じゃないでしょうか。
この見解が皆さんの指針の一つになれば嬉しいです。
2010/05/18 23:00
クロマグロに思う
少し前の話題になりますが、皆さんに聞かれる事が多いのでここでお話しします。
今回の日本の根回し作戦は、とても素晴らしかったと思います。
外交の弱さを指摘され続けた日本に取って、久々に明るい話題でした。
しかし、現場の職人として掘り下げた時に僕はこうも考えるのです。
マグロを食べるのは日本の文化だから、よその国が日本の食文化を
苦しめるなんておかしい・・・・・という論調があるようです。
さてここで考えて欲しいのです。
海外で取れた物を輸入して消費する文化ってどうなんでしょうか?
自国で取れたマグロを食べているのならば、それは間違いなく国の誇る文化だと思います。
だけど、よその国の人によその海域で取らせそれを輸入して食べるのって、胸を張れる文化ですかね?
すでにマグロを食べる文化は、胸を張れるものではない気がします。
余談ですけど、
世界中の漁師さんの生計を立てる意味でも、
マグロをこれだけ消費するのは経済的に役には立っているはずです。
漁獲制限でどれほどの人が職を失うのでしょうか。それは大変なことだと思います。
しかし、漁獲制限をしてもマグロの量は減っていきます。自然と取れなくなってしまいます。
どちらにせよ、職を失う人は増えるんです。
漁獲制限は、長い目で見て職を失う事とは直接の因果関係はないと思います。
早いか、遅いか。の違いですね。
文化というもの、難しい問題です。
僕は和食の文化に胸を張りたい。
だから、うまけりゃいい屋では基本的には国産天然に拘り続けています。
マグロは美味しい。
だけどマグロよりもおいしい物がたくさんある事、うまけりゃの常連の皆さんは良くご存知ですよね?
2010/04/03 22:00
料理の心は持て成しに有り
干支が一回りするまではみなさんに認めて頂けたとはみなせませんので、
12年間、ただ静かに料理を作り続ける事に集中します。
開店当初皆様と約束を交わし、貫いてきた沈黙の12年の時を経て、
今年13年目にして初めて少しずつ店について、料理について語る時が来たのではないか。
そう思い立ちこの度HPを開設いたしました。
今までうまけりゃを支え、私たちの料理を支持し続けて頂いた皆様に、
この場を借りて厚くお礼申しあげます。
神奈川の食文化のレベルアップに貢献すること。
食とは何かを模索し、体現し続けること。
生産者さん達との深い関わり合いの中で常に過去を振り返り、そして未来を考え続けること。
今まで微力ながら貢献し、また少しずつその目標に近付けていると感じています。
これからも県内、県外問わずのお客様達に、私達の信じる“本物”を提供し続ける事をお約束して、
初めの独り言とします。
これからも、どうぞご期待ください。
2010/03/04 17:30