鰍(いなだ)です。 秋の魚といえば、鰍……ではなく、同じ秋の文字が使われていたとしても、もっと有名な秋刀魚(さんま)です。 今回は、特別ランチ第二弾、『秋刀魚(さんま)一塩(ひとしお)一夜(いちや)干(ぼ)し 新米土鍋ご飯』を、味わってきました。
秋刀魚は、北海道厚岸産です。 旬の秋刀魚に塩を振って、一夜、干してから、焼いたものです。 刺身にしても、そのまま食べられるのは当たり前、脂の乗った香りの良い秋刀魚とのことです。 身が、やや金色に輝いている感じが綺麗ですね。 骨を抜いてから、まずは、何もつけずにいただきます。 適度な塩加減が良い感じです。 次に、檸檬(レモン)だけ絞ってみます。 塩と檸檬の組み合わせは、かなりいいです。 酸味と塩味、秋刀魚の旨味が交じり合って、ご飯とよく合います。 旨い……。 さらに、大根おろしに醤油をかけて、秋刀魚に載せていただきます。 これもまた、醤油の甘味、旨味が加わり、大根おろしの仄かな辛味も相まって、美味しくなります。 個人的には、塩檸檬が、一番好みでした。
一人分が、1合3勺くらいの分量となっています。 今回は、一人前です。 先週よりも、干しが三日くらい長いお米です。 今回も、土鍋の蓋を開けると、お米の甘い、ふくよかな薫りが立ち昇ります。 この日の方が、さらに甘味があって、柔らかめで、ふっくらしています。 お焦げをつけるか、つけないかは選択できます。 今回は、お焦げ無しにしてみました。 底には、全く焦げが無く、ばっちり炊けていました。 流石の腕前ですね。
長芋は、地の物です。 作り芋で、自然薯ではありません。(前回は、山芋と書きましたが、長芋が正しいです) 醤油漬けですが、前回より、大きく切ってあるので、しゃきっとした歯触りがあり、やや醤油の味が強く感じられます。
小松菜と近江牛の味噌汁です。 牛肉の味噌汁は、初めてかも? 牛肉は、噛むと、じんわりと肉の甘味が感じられて、美味しいです。
今回は、幻の営業中の写真を撮らせていただきました。 今や、常連様でも見られない、貴重な光景かもしれません。 旬の秋刀魚を摘まみつつ、甘い新米のご飯を口に運び、味噌汁を啜る 秋刀魚も二尾あると、満足度が高いです。 塩、塩檸檬、醤油、醤油大根おろしと、味を変えていただけるのも、よいですね。 いやぁ、日本の秋の味覚を満喫しました。 お値段は、こちらも、ファン大感謝祭、出血大サービス、衝撃の1100円となっています。 終わりに 10月の特別ランチは、あと一回開催される予定になっています。 ③10/28~29:戻り鰹藁焼き 新米土鍋ご飯 第三弾の戻り鰹の藁焼きは、脂を蓄えて戻ってきた鰹を藁で焼き、その直後に丼へたっぷりと載せて、頂く。 楽しみで、落ち着かない二週間になりそうです……。 うまけりゃいい屋は、完全予約制となっています。 お越しの際は、事前にお店に、ご連絡ください。 |
奔り(はしり)、盛り(さかり)、名残り(なごり) それぞれの粋、それぞれの風味を堪能してください。
お料理から季節を知る、日本ならではの贅沢を感じていただければ幸いです。