HOME
|
宴(今月のメニュー)
|
旬(季節の食材)
|
紡(食に関する言葉)
|
献(お料理の配送)
|
座(ご予約状況)
|
路(店舗案内)
|
雑(店主の雑文)
お品書き(うまけりゃいい屋メニューのご案内)
|
ケータリングサービスのご案内
お久しぶりの鰍(いなだ)です。
毎月のように、「うまけりゃいい屋」には出没していますが、珍しいコース料理に出会いましたので、ご紹介です。
今回は、夢の穴子づくしです。
穴子好きには、たまらん……。
穴子の中に長葱が巻いてあり、白焼きになっています。
レモンは好みで使います。
まずは、レモン無しで――。
美味っ。
身はふわっとしていて、絶妙な塩加減の中で、長葱の甘味が広がります。
さらに、そこに穴子の身と脂の甘味が追い打ちを掛けてきます。
二つ目は、レモンを少し絞って、酸味を足します。
これも、美味しいです……。
うまけりゃで、穴子の焼き物を食べたのは、初めてですね。
鰻よりも、穴子の方が、賞味期限が短いそうで、思い付きで出すと、クォリティが下がるので、なかなか穴子の白焼きや養老焼きは出せないそうです。
人生初の穴子の刺身です。
穴子の造りは、普段から新鮮な良い穴子を使っていて、なおかつ、寄生虫を除去できる知識と技術が無いと、出せないそうで、食べられるお店は、あまり無いだろうとのことです。
そして――穴子の臭みが全く無いのが、凄すぎです。
ほんのり穴子の薫りが出ている感じです。
まずは、醤油で食べます。
塩締めがしてあるので、身の甘味をより強く感じます。
身は弾力があって、こりこりとした食感です。
噛めば噛むほど、甘味が滲み出て来ます。
続いて、胡瓜を巻いて食べてみると、胡瓜の瑞々しい爽やかな味の中で、穴子の脂の甘みがさらに際立ってきます。
この味わいも、捨てがたいですね。
結局、二枚は、そのまま醤油で、二枚は胡瓜と合わせて食べました。
密かに千切りの胡瓜が立っていたのも、面白味がありました。
機械を使わずに、桂剥きから手切りでツマを打っているからですね。
穴子に脂が乗りすぎているときは、刺身にするとバランスが悪いそうで、食べたいと思っても、時季によっては刺身にはしないとのことなので、かなり貴重な一品となっています。
続いて、穴子の天麩羅です。
一年前に食べた穴子の天麩羅の味が忘れられず、お願いしておきました。
穴子の天麩羅、大好物なのです。
前回は、天つゆもありましたが、今回は抹茶塩のみです。
個人的には、穴子は抹茶塩の方が良いです。
天麩羅の衣のカリ、サクを体感したあと、穴子の身のふわっという食感を感じて、さらに塩味で引き立てられた穴子の身の甘味を味わう……至福です。
穴子天、美味しすぎて、鳥肌が立ちます。(注:あくまで穴子好きの感想です)。
揚げ油は、穴子を揚げるためだけに、秘密の調合がされています。
胡麻油の薫りが立っていますが、他の油も使われています。
付け合わせは、茄子とピーマンです。
茄子の天麩羅も好きなんですよね。
シシトウや甘長では無く穴子と合わせる為に敢えてのピーマンは、食感が柔らかく、少しほくほくした感じで、意外なほど美味しかったです。
いつか、穴子天丼も食べてみたいですね。
きっと美味しすぎて、悶絶しそうです(注:あくまで穴子好きの妄想です)。
本日のメイン、江戸前穴子丼です。
この煮穴子の量、やばいです。
このために、他のお客さんには、煮穴子に一貫制限がかかったという噂すらあります。
大きな穴子が五枚も載っていて、握り鮨に換算すると十貫分くらいあるそうです。
普通ではありえない組み合わせだそうですが、酢飯の上には海苔が敷いてあります。
玉子焼きは、鮪節出汁の出汁巻き玉子です。
まずは、山葵無しで、そのまま、がっつりと食べます。
皆さん既にご存知の通り、穴子は、全く臭みが無く、煮詰め醤油の甘味と、穴子の旨味が立っていて、咀嚼すると舌の上で合わさって、ねっとりと穴子の濃厚な味わいが広がっていきます。
美味っ!!!
煮穴子と酢飯が溶け合うようにして、口の中が一杯になる感じがたまらん……。
山葵も、辛いというよりは、甘いので、たっぷりつけても、軽いアクセントになるくらいで、濃い煮穴子によく合います。
なんだか、もう、永遠に食べていられるような感じです……。
穴子好きには、まさに至福の時ですね。
時々、出汁巻き玉子のまた違った甘い味で、小休止を入れながら、鮨十貫に相当する穴子丼を食べ終えました。
ああ、幸せ……。
穴子丼の器の底に溜まった煮詰めをしゃり玉で、すっと拭って、それをガリと一緒に巻いた巻物です。
ガリがさっぱりしているので、口直しに良い一品です。
今回は、特別にお願いして穴子づくしにしていただきました。
鰻も鱧も美味しいですが、穴子も美味しいですね。
長物(ながもの)のクオリティはそのまま鮨屋のクオリティに繋がると思います。
いやぁ、穴子好きには、最高の贅沢でした。
もうそろそろ、松茸とか秋刀魚とか、秋の旨いものが始まりそうですね――。
今年は、北海道物が依然イマイチだそうです。
大井松田のうまけりゃいい屋は、完全予約制となっています。
お越しの際は、事前にお店に、ご連絡ください。
日本料理専門調理師、鮨調理技能士の大将が心から持て成してくれます。
【過去にご紹介した宴】
2019年7月
2019年2月
2018年12月(下旬)
2018年12月
2018年10月(下旬)
2018年10月
2018年7月
2018年5月
2018年4月(下旬)
2018年4月
2018年2月
2018年1月
2017年12月
2017年11月(下旬)
2017年11月
2017年10月
2017年9月
2017年7月(下旬)
2017年7月
2017年6月
2017年3月(下旬)
2017年3月
2017年2月
2016年12月(下旬)
2016年12月
2016年11月(下旬)
2016年11月
2016年10月(下旬)
2016年10月
2016年9月
2016年8月(下旬)
2016年8月
2016年7月(下旬)
2016年7月
2016年6月
2011年10月
2010年3月
2010年10月
2010年11月
毎月のように、「うまけりゃいい屋」には出没していますが、珍しいコース料理に出会いましたので、ご紹介です。
今回は、夢の穴子づくしです。
穴子好きには、たまらん……。
穴子の中に長葱が巻いてあり、白焼きになっています。
レモンは好みで使います。
まずは、レモン無しで――。
美味っ。
身はふわっとしていて、絶妙な塩加減の中で、長葱の甘味が広がります。
さらに、そこに穴子の身と脂の甘味が追い打ちを掛けてきます。
二つ目は、レモンを少し絞って、酸味を足します。
これも、美味しいです……。
うまけりゃで、穴子の焼き物を食べたのは、初めてですね。
鰻よりも、穴子の方が、賞味期限が短いそうで、思い付きで出すと、クォリティが下がるので、なかなか穴子の白焼きや養老焼きは出せないそうです。
人生初の穴子の刺身です。
穴子の造りは、普段から新鮮な良い穴子を使っていて、なおかつ、寄生虫を除去できる知識と技術が無いと、出せないそうで、食べられるお店は、あまり無いだろうとのことです。
そして――穴子の臭みが全く無いのが、凄すぎです。
ほんのり穴子の薫りが出ている感じです。
まずは、醤油で食べます。
塩締めがしてあるので、身の甘味をより強く感じます。
身は弾力があって、こりこりとした食感です。
噛めば噛むほど、甘味が滲み出て来ます。
続いて、胡瓜を巻いて食べてみると、胡瓜の瑞々しい爽やかな味の中で、穴子の脂の甘みがさらに際立ってきます。
この味わいも、捨てがたいですね。
結局、二枚は、そのまま醤油で、二枚は胡瓜と合わせて食べました。
密かに千切りの胡瓜が立っていたのも、面白味がありました。
機械を使わずに、桂剥きから手切りでツマを打っているからですね。
穴子に脂が乗りすぎているときは、刺身にするとバランスが悪いそうで、食べたいと思っても、時季によっては刺身にはしないとのことなので、かなり貴重な一品となっています。
続いて、穴子の天麩羅です。
一年前に食べた穴子の天麩羅の味が忘れられず、お願いしておきました。
穴子の天麩羅、大好物なのです。
前回は、天つゆもありましたが、今回は抹茶塩のみです。
個人的には、穴子は抹茶塩の方が良いです。
天麩羅の衣のカリ、サクを体感したあと、穴子の身のふわっという食感を感じて、さらに塩味で引き立てられた穴子の身の甘味を味わう……至福です。
穴子天、美味しすぎて、鳥肌が立ちます。(注:あくまで穴子好きの感想です)。
揚げ油は、穴子を揚げるためだけに、秘密の調合がされています。
胡麻油の薫りが立っていますが、他の油も使われています。
付け合わせは、茄子とピーマンです。
茄子の天麩羅も好きなんですよね。
シシトウや甘長では無く穴子と合わせる為に敢えてのピーマンは、食感が柔らかく、少しほくほくした感じで、意外なほど美味しかったです。
いつか、穴子天丼も食べてみたいですね。
きっと美味しすぎて、悶絶しそうです(注:あくまで穴子好きの妄想です)。
本日のメイン、江戸前穴子丼です。
この煮穴子の量、やばいです。
このために、他のお客さんには、煮穴子に一貫制限がかかったという噂すらあります。
大きな穴子が五枚も載っていて、握り鮨に換算すると十貫分くらいあるそうです。
普通ではありえない組み合わせだそうですが、酢飯の上には海苔が敷いてあります。
玉子焼きは、鮪節出汁の出汁巻き玉子です。
まずは、山葵無しで、そのまま、がっつりと食べます。
皆さん既にご存知の通り、穴子は、全く臭みが無く、煮詰め醤油の甘味と、穴子の旨味が立っていて、咀嚼すると舌の上で合わさって、ねっとりと穴子の濃厚な味わいが広がっていきます。
美味っ!!!
煮穴子と酢飯が溶け合うようにして、口の中が一杯になる感じがたまらん……。
山葵も、辛いというよりは、甘いので、たっぷりつけても、軽いアクセントになるくらいで、濃い煮穴子によく合います。
なんだか、もう、永遠に食べていられるような感じです……。
穴子好きには、まさに至福の時ですね。
時々、出汁巻き玉子のまた違った甘い味で、小休止を入れながら、鮨十貫に相当する穴子丼を食べ終えました。
ああ、幸せ……。
穴子丼の器の底に溜まった煮詰めをしゃり玉で、すっと拭って、それをガリと一緒に巻いた巻物です。
ガリがさっぱりしているので、口直しに良い一品です。
今回は、特別にお願いして穴子づくしにしていただきました。
鰻も鱧も美味しいですが、穴子も美味しいですね。
長物(ながもの)のクオリティはそのまま鮨屋のクオリティに繋がると思います。
いやぁ、穴子好きには、最高の贅沢でした。
もうそろそろ、松茸とか秋刀魚とか、秋の旨いものが始まりそうですね――。
今年は、北海道物が依然イマイチだそうです。
大井松田のうまけりゃいい屋は、完全予約制となっています。
お越しの際は、事前にお店に、ご連絡ください。
日本料理専門調理師、鮨調理技能士の大将が心から持て成してくれます。