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鰍(いなだ)です。
秋も深まり、ジビエの季節になりました。
ちなみに、Wikiによると、ジビエとはフランス語で、狩猟によって食材として捕獲された野生の鳥獣のことだそうです。
今回、故あって、渋沢辺り?で捕獲された鹿の肉がうまけりゃいい屋に持ち込まれることになり、そのお相伴にあずかることとなりました。
……鮨屋に獣肉を持ち込むとか、常識的にはありえませんよね。
魚を持ち込むことも、おそらくダメだと思いますよ。
しかし、うまけりゃいい屋は、『天然ふぐ・江戸前鮨・会席』の店。
お肉も扱えるんですね〜。技術的にも、確かなものがあるようです。
こちらの記事を読んで、食材の持ち込みをして、大将に怒られても、責任は取れません……。
というわけで、今回は、11月初旬の特別ディナー『鹿肉コース』を味わってきました。
……ちなみに、「特別ディナー」なんていうメニューも、うまけりゃいい屋にはありません。
本当に、特別な日だったのです。
2013年ものの赤ワインです。
鹿肉の赤ワイン煮に使用したワインのあまりをいただきました。
お鮨屋に、ワインの飲み方を教わってます……。
デキャンタしてある事で、あまり癖も、渋味も無い飲みやすい赤ワインでした。
ちなみに、お鮨にワインは合わないので、うまけりゃいい屋にワインは置いてありません。
あくまで、鹿肉の煮込み用に用意された赤ワインなのです。
鹿肉を鮨屋に持ち込むという暴挙を行った結果、出てきた料理です。
ホント、何でも、料理できますよ、こちらの大将は。
大将によると、鹿肉がすごく良く、臭みも無いし、血抜きも完璧だったとのこと。
相当良い鉄砲撃ちだそうです。
鹿肉が、かなり軟らかいです。
肉に甘味があります。
噛むと、ソースと肉が混ざり合って、じゅわっと旨味が広がります。
そして、あとから、ニラの甘味がふわっときます。
鹿肉、美味いなぁ。
鹿肉の滋味深い出汁が存分に出ていて、スープが異様に美味しいです。
これは、スープを味わう料理ですね。
鹿肉は、旨味がスープに出ているので、ややこふこふしていますが、切り崩して、スープに漬けて、繊維の中に染み込ませて食べると、かなり美味しくなります。
和食で言うところの『共合え』ってやつですね。
玉葱も甘くて、美味しいです。
マッシュルームにスープが染み込んでいて、噛むとじゅわっと溢れてきて、美味いです。
ボリュームが結構ありますよ。
強い出汁にはしてなく、松茸がほんのり薫る程度とのことです。
そして、ここから、一気に洋から和に向かいます。
奔(はし)りの鮃です。
シャリは新米で、米自身が甘いので、酢をちょっと強めにしてあるそうです。
身の弾力と爽やかな甘味を味わいます。
特別ランチで食べた戻り鰹藁焼きの鮨バージョンです。
いやぁ、鮨にも合いますねぇ。
薫りも良くて、大蒜も効いてます。
食感もねっとりしていて、めっちゃ美味いです。
余韻も凄いです。
神奈川県三浦市の松輪漁港で獲れた真鯖です。
これが……異様に美味しいです。
まず、酢が甘くてまろやかで、鯖特有の味が立ってきて、口の中が、複雑な旨味でいっぱいになります。
悶絶級の美味さです。
スペイン沖で獲れた南鮪です。
古づけではなく、普通のづけです。
柔らかくて、しっとりしていて、甘いです。
づけの効果で、脂の甘みが増す感じがあります。
口の中にづけのタレと鮪の旨味が広がります。
神奈川県の産地は秘密の穴子です。
柔らかくて、口に含むと、ほろりと崩れます。
煮詰めと穴子の身が口の中で融合すると、たまりません。
江戸巻きは、ある特定の流派のみ通じる巻物だそうです。
酢で締めた小鰭(こはだ)、鯖、鱚(きす)、細魚(さより)といった光物、青物と、ガリと大葉を巻いた物を江戸巻きというそうです。
鯖と大葉、山葵が巻いてあります。
豪快だ。
包丁で切らずに、かぶりつく事で海苔の香りが効いてきます。
冬の醤油をちょんちょんとつけながら、いただきます。
大葉が効いていて、思っていたより、さっぱりした美味しさです。
何も仕事していない、そのまんまの津軽(林檎)です。
まさか、鹿肉が食べられるとは思ってもいませんでしたが、大将の手に掛かると、どんな素材も美味しい料理へと変化します。
鹿肉、美味しいですね。
そして、鮨が相変わらず異様に美味しいです。
話によると、熊肉も料理したことがあるとか。
今度は、何肉を持ち込みましょうかね?
うまけりゃいい屋は、完全予約制となっています。
お越しの際は、事前にお店に、ご連絡ください。
獣肉を持ち込む際にも、事前にお店に、ご連絡ください。
……いやいや、持ち込んじゃダメですよ!
【過去にご紹介した宴】
2019年7月
2019年2月
2018年12月(下旬)
2018年12月
2018年10月(下旬)
2018年10月
2018年7月
2018年5月
2018年4月(下旬)
2018年4月
2018年2月
2018年1月
2017年12月
2017年11月(下旬)
2017年11月
2017年10月
2017年9月
2017年7月(下旬)
2017年7月
2017年6月
2017年3月(下旬)
2017年3月
2017年2月
2016年12月(下旬)
2016年12月
2016年11月(下旬)
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2016年8月(下旬)
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2016年7月(下旬)
2016年7月
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2011年10月
2010年3月
2010年10月
2010年11月
秋も深まり、ジビエの季節になりました。
ちなみに、Wikiによると、ジビエとはフランス語で、狩猟によって食材として捕獲された野生の鳥獣のことだそうです。
今回、故あって、渋沢辺り?で捕獲された鹿の肉がうまけりゃいい屋に持ち込まれることになり、そのお相伴にあずかることとなりました。
……鮨屋に獣肉を持ち込むとか、常識的にはありえませんよね。
魚を持ち込むことも、おそらくダメだと思いますよ。
しかし、うまけりゃいい屋は、『天然ふぐ・江戸前鮨・会席』の店。
お肉も扱えるんですね〜。技術的にも、確かなものがあるようです。
こちらの記事を読んで、食材の持ち込みをして、大将に怒られても、責任は取れません……。
というわけで、今回は、11月初旬の特別ディナー『鹿肉コース』を味わってきました。
……ちなみに、「特別ディナー」なんていうメニューも、うまけりゃいい屋にはありません。
本当に、特別な日だったのです。
2013年ものの赤ワインです。
鹿肉の赤ワイン煮に使用したワインのあまりをいただきました。
お鮨屋に、ワインの飲み方を教わってます……。
デキャンタしてある事で、あまり癖も、渋味も無い飲みやすい赤ワインでした。
ちなみに、お鮨にワインは合わないので、うまけりゃいい屋にワインは置いてありません。
あくまで、鹿肉の煮込み用に用意された赤ワインなのです。
鹿肉を鮨屋に持ち込むという暴挙を行った結果、出てきた料理です。
ホント、何でも、料理できますよ、こちらの大将は。
大将によると、鹿肉がすごく良く、臭みも無いし、血抜きも完璧だったとのこと。
相当良い鉄砲撃ちだそうです。
鹿肉が、かなり軟らかいです。
肉に甘味があります。
噛むと、ソースと肉が混ざり合って、じゅわっと旨味が広がります。
そして、あとから、ニラの甘味がふわっときます。
鹿肉、美味いなぁ。
鹿肉の滋味深い出汁が存分に出ていて、スープが異様に美味しいです。
これは、スープを味わう料理ですね。
鹿肉は、旨味がスープに出ているので、ややこふこふしていますが、切り崩して、スープに漬けて、繊維の中に染み込ませて食べると、かなり美味しくなります。
和食で言うところの『共合え』ってやつですね。
玉葱も甘くて、美味しいです。
マッシュルームにスープが染み込んでいて、噛むとじゅわっと溢れてきて、美味いです。
ボリュームが結構ありますよ。
強い出汁にはしてなく、松茸がほんのり薫る程度とのことです。
そして、ここから、一気に洋から和に向かいます。
奔(はし)りの鮃です。
シャリは新米で、米自身が甘いので、酢をちょっと強めにしてあるそうです。
身の弾力と爽やかな甘味を味わいます。
特別ランチで食べた戻り鰹藁焼きの鮨バージョンです。
いやぁ、鮨にも合いますねぇ。
薫りも良くて、大蒜も効いてます。
食感もねっとりしていて、めっちゃ美味いです。
余韻も凄いです。
神奈川県三浦市の松輪漁港で獲れた真鯖です。
これが……異様に美味しいです。
まず、酢が甘くてまろやかで、鯖特有の味が立ってきて、口の中が、複雑な旨味でいっぱいになります。
悶絶級の美味さです。
スペイン沖で獲れた南鮪です。
古づけではなく、普通のづけです。
柔らかくて、しっとりしていて、甘いです。
づけの効果で、脂の甘みが増す感じがあります。
口の中にづけのタレと鮪の旨味が広がります。
神奈川県の産地は秘密の穴子です。
柔らかくて、口に含むと、ほろりと崩れます。
煮詰めと穴子の身が口の中で融合すると、たまりません。
江戸巻きは、ある特定の流派のみ通じる巻物だそうです。
酢で締めた小鰭(こはだ)、鯖、鱚(きす)、細魚(さより)といった光物、青物と、ガリと大葉を巻いた物を江戸巻きというそうです。
鯖と大葉、山葵が巻いてあります。
豪快だ。
包丁で切らずに、かぶりつく事で海苔の香りが効いてきます。
冬の醤油をちょんちょんとつけながら、いただきます。
大葉が効いていて、思っていたより、さっぱりした美味しさです。
何も仕事していない、そのまんまの津軽(林檎)です。
まさか、鹿肉が食べられるとは思ってもいませんでしたが、大将の手に掛かると、どんな素材も美味しい料理へと変化します。
鹿肉、美味しいですね。
そして、鮨が相変わらず異様に美味しいです。
話によると、熊肉も料理したことがあるとか。
今度は、何肉を持ち込みましょうかね?
うまけりゃいい屋は、完全予約制となっています。
お越しの際は、事前にお店に、ご連絡ください。
獣肉を持ち込む際にも、事前にお店に、ご連絡ください。
……いやいや、持ち込んじゃダメですよ!